ありがたいことに藤わら塾は無事本日9周年となりました。
9年前、一人も生徒がいないけれども溢れるやる気と根拠の無い自信しかなかった若造がなんとか9年間塾を運営できたのもひとえに地域の皆様のご理解とこれまで藤わら塾を選び信じていただいたご家庭、そして何より一緒に頑張ってくれた生徒たちのお陰です。
実は昨日、9年前小学校の卒業式の日に校門でビラ配りしたことから兄妹での入塾が決まった生徒(妹さん)が昨日最後の挨拶をしに塾に来てくれました。
小学校4年生から9年間ずーっと通ってくれた彼女も春から大学生。
「本当におおきくなったな、入ってきた時こんなに小さかったのに笑」と半分親戚のおじちゃんくらいの感じで話しました。
藤わら塾は本来中学生で卒業なのですが、高校生になっても「家でも学校でもなくここで勉強したい」ということで特別に通塾を許可しました。
塾が始まった最初の生徒である彼女にとって塾がいわゆる「第3の場所」になれたことは本当に幸せなことです。
「家では集中できないから塾で勉強して帰る」と塾が開いている限り毎日勉強をして帰る日々、お母さんにも「塾で勉強して帰っているから家ではのんびりしてても怒らずにすみます。」と言っていただけ、塾として自分が目指していたものをちゃんと形にできたことも嬉しかったです。
小さな個人塾で本当にいいのだろうか、もっと力になれることが本当はあったのかもしれないと思う時には必ず「ここの勉強方法が私には合っているから」と言ってくれ、そのたびに私も個人塾だからこそできることがきっとあると信じることができました。
立派な建物やシステムがあるわけではないので、なかなか塾として「これが強みです!」というのが難しいですが、こうやって地域の小さな塾として長く通ってもらえるのが1番の強みな気がします。
こうやって、近くの通い慣れた場所に勉強を教えてくれる「理想:お兄さん」(現実:おじさん)がいて毎日行って勉強教えてもらえると思ってもらえると一番イメージに近い・・・ハズ。
もちろん、これから先も10年・20年とそういう場所でありたいと思っています。
最後に9年一緒に頑張った生徒へ・・・
塾とともに成長し、塾を成長させてくれたこと本当に感謝しています。
毎日座っていた席にいない日々は少しだけ寂しい気持ちもありますが新しい世界で益々活躍するのは間違いなのでまた、ふと思い出した時には塾に寄ってください。
その時に私も負けないように成長している塾であろうと思います。