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チェック表の効果(勉強のPDCAサイクル)

そもそもチェック表って何

 

「自律型サポート学習」においてとても重要になってくるのが

チェック表

これは神奈川で個人塾を28年されている岩沢学院さんが取り入れられている方法で、2年ほど前に見学に行かせてもらった際に見せていただき、これだ!!」と思い、藤わら塾の「自律型サポート学習」でも地域に対応するように工夫して取り入れさせてもらいました。

簡単に説明すると塾が作る勉強の計画表で、生徒たちはこれを見ながら日々勉強を進めていき、勉強が終わった単元はチェックを入れていきます。そして、期日までに目標単元までを勉強し終えるようにするというものです。

今日はそんなチェック表について説明します。

導入前の藤わら塾

チェック表を導入する前の藤わら塾は集団授業をメインとしており、1か月に2回フォロー授業という名の1対1の個別のサポート授業を行っていました。(フォロー授業をするのは大学生のバイト講師)、メインは集団授業で各学年に私が授業をして、フォロー授業ではより高いレベルの問題をする生徒集団授業で分からなかったところをもう一度する生徒、学校の宿題も含め自分が分からなかった問題を集めておいて質問する生徒など自分で必要なものを選んでもらいそこをフォローしていくという方法でした。

私自身、個別授業集団授業を経験してそのプラスの部分、マイナスの部分を感じていたのでそこをうまく取り入れられないかと考えた結果、集団授業+フォロー授業という形をとっていました。

 

個別のメリット・デメリット

個別授業の良さは何と言っても生徒一人ひとりに対応できるという点、勉強の理解度は生徒一人ひとり絶対に違うのでそれに合わせたオーダーメイドの授業はかなり有効です。(オーダーメイドという名のすり寄りでは意味がありませんが、本物のプロが1人1人に十分な時間を割いて指導すればまず間違いなく成績はあがります。問題は料金的にその時間が取れるのかということ)

ただし、その分高額になってしまい、塾としての「勉強時間」を確保することが難しくなってしまいます。ですので、宿題ちゃんとできたり授業までに自分が分からない質問したい部分をまとめておいたり、と塾以外の時間をちゃんと使える子についてはとても有効な指導方法だと思います。個別で隣についてもらっている間に自分が解ける問題を解くという行為は実はとてももったいない時間です。オーダーメイドだからこそこちらが使い倒すというぐらいの気持ちがなければ本当の意味で個別授業を有効に利用できているとは言えません。もちろんそこも含めてお願いしても良いとは思います。ただ、そうなるとそれだけ価値のあるサービスを受ける・お任せしているので必然的に高額になるのはしょうがないでしょう。

 

集団授業のメリット・デメリット

集団授業は個別とは違い一斉に授業を受けることができるので塾での勉強時間はある程度確保できます。また集団の力というものもあるのは事実です。良い塾程、集団の力が発揮されます。

ただ、授業レベルが自分の求めているレベルとあっているかどうかは考慮が必要です。授業時間のどれくらいの時間が本人にとって有効なのかは生徒によって、またその集団のレベルによって違ってきます。

どちらかというと明らかに自分のレベルより難しいものをしているコの方が注意が必要です。分からないものをいくら積み重ねていっても「分からない」が増えるのみですので結果に結びつくのは難しいでしょう。逆に生徒が簡単すぎると言う場合はすぐに判断せずに少し様子を見た方が良いと思います。本人は分かっていると思っていても本当の意味では理解していなかったり、基本の練習を重ねることで各問題のスピードUP、自分がミスしやすいポイントの確認に繋げることができるからです。

以上より、集団の場合は特に授業のレベルには注意していただけるとより効果的に授業を利用できると思います。

 

自立授業のメリット・デメリット

では自立型はどうなのか?自立授業のメリットは生徒自身が勉強する時間が最も取れる点です。また、自分で理解していくなかで難しい問題に取り組む力、思考力が身に付きます。

逆にデメリットは家での勉強と違いを明確に打ち出せるかどうか。

自立型授業で最も大切なのは何をするのか?どのくらいするのか?どうやってするのか?を選べることではないかと思います。

自立とは名ばかりで決まった問題をだし、丸付け、問題を出し、丸付け・・・のみを繰り返す「プリント塾」であれば家で勉強しているのとほとんど変わりありませんから。(ただし、一人ひとりに合わせて問題量やレベルを見極めながらそれぞれ違った問題を解かせていくのはまた違います。そのような授業方法はどちからというと個別授業に近いでしょう。)

自立の難しさは正にそこで、自立というからには自分で選択できる余地を残している、なおかつどのように進めるかすべて任せるのではなく塾として一定のルールがある。という両方を同時に満たしておく必要があると私は考えます。

その相反する部分を同時に満たすためにはどうすれば良いかと悩んでいた時に出会ったのが岩沢学院さんのチェック表でした。

私はこのチェック表を使うことで勉強においてPDCAサイクルを利用することができていると思ったのです。

 

勉強のPDCAサイクル

PDCAサイクルとは仕事の進め方のポイントとしてよく言われるものでPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)から成ります。これを勉強に生かしているのがまさにチェック表だと思います。

Plan(計画)

これが塾が担っている部分です。塾に通わず勉強をしているコたちに一番気にしてほしいのは努力の方向があっているのかどうか。「何時間も勉強したけど成績があがらない」とよく聞きますが、間違った方向へ向かっていくら努力してもなかなか成果には結び付きにくいです。下手をするとマイナスになることすらあります。計画を塾が作ることは単純にテストの点数を上げるために必要なことを伝えるだけでなくこの方向に向けて頑張れば間違いなく伸びていくよ!という安心感をチェック表を通して伝えることができます。

また、いつまでにどのくらい何をするかという計画のメインは塾が決めますが、そこに至るまでの進路は生徒自身で選べるという余地を残しているのもポイントです。

 

Do(実行)

チェック表によって計画が決まっているので、生徒はシンプルに勉強(実行)することができます。机に座って今日は何をしようかに多くの時間を割く必要がなく勉強の時間を最大限増やすことが可能です。

また、チェックを進めていくことで自分がいまどこまでできているのか、何をする必要があるのかの進捗状況を客観的に確認することも可能で、これも余計なことに時間や力を割く必要がなくなり、勉強することに集中できます。

 

Check(評価)

テスト結果チェック表の出来具合を参考に評価することが可能です。ただ「何時間勉強した」ではない具体的な評価を自分自身ですることができるようになります。

Action(改善)

検証結果を参考に勉強のペースは良かったのか今回の勉強量で足りていたのか、また、得意教科を作るために・苦手教科を克服するために塾での他教科の勉強量を減らしてそちらに回すことができないか。など次に向けての改善点をより具体的にイメージすることができます。

以上の点を先生に言われてではなく、生徒自身が客観的に把握できるのがチェック表の最大の良さだと思っています。もちろん塾側の視点から考えても良い点はあり、生徒が今何をしているのかの把握、テストまでのスケジュールから考えて間に合うのかを確認するが容易です。

 

まとめ

それぞれの生徒のレベルに合った指導質問の解説や理解のチェックをする時間の確保、両方をすることができる点

生徒が選択できる余地塾として何をいつまでにどうやってするのかのルールを満たすことができる点

これが可能なチェック表は実際とても素晴らしい仕組みだと思っています。しかし、チェック表があれば誰が使っても簡単に点数が上がるというわけではありません。チェック表はあくまでも同時に満たすのが難しいことを繋ぐ役割に過ぎません。実際に指導をするのは講師自身ですから。

最終的な塾の良さは何で指導するかではなく、どのように指導するかが一番重要という点は最後に一言付け加えさせてもらいます。

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