第6回じぶんラボは「ちゃんぽんのスープを鶏ガラから作りたい!」
中3生が修学旅行で食べた「長崎ちゃんぽん」の味を再現したいということで実施しました。果たして結果はいかに・・・。
はじめに
日曜10時からスタート、制限時間は昼12時まで。時間に制約がある中でテキパキと作っていくのも大切なことです。(保護者の皆さまには共感していただけるのではないでしょうか!)
とりあえず材料などの準備は今回も生徒がしてきてくれました。レシピは修学旅行の際の体験でもらったプリント。この通りに作れば本場の味に近づくはずです。(ダシを煮込む時間がないのはしょうがないということになりました。)
こちらがいただいたレシピ
裏面は自分で調べてきたものをメモしています。素晴らしい!
ダシに使ったりする野菜たち
いざ、スタート!!
レシピがある、準備もできている、となれば「自律型」を謳っている藤わら塾として私が何か指示を出したり、手伝ったりすることはほぼありません。(危険なことなど緊急事態には動きますが、基本姿勢は「見守る」で)
ということで「スタート!!」と同時に私がしたことはiPadで事前に用意していた「3分間クッキング」の音楽を流すのみ、こういう空気感を作るのは任せてください!!(3分といわず、30秒くらいでみんな飽きたのですぐ消しましたが笑)
満足そうな私をよそに、不安そうな表情の生徒たち
「え・・・どうしよう。」
チラチラ私の方を見ていましたが私の答えは「自分達が思うようにしたらいいよ!」しかありません。レシピはあるので自分で考えて作れれば1番良い結果となるハズです。失敗することもあるかもしれませんが、それも含めて料理をつくることの楽しみではないでしょうか😊
「とりあえず、ダシつくろう!」
たどたどしい手つきではありますがスタートしました。
・・・・。
!!!!!!!!!!!!
ちょちょちょちょ!ちょっと待って!!!
早速緊急事態!!
「包丁!気をつけて!!」そこだけは口をだします!!笑
おかし作りはしたり、お母さんのお手伝いもするそうなのですがまだ包丁をもつことはそんなにないそうです。
ぎこちない手で包丁を使いながら手羽元の骨を一刀両断しようとしてみたり(これは諦めてました)
ショウガを切るうちに包丁使いにもなれてきました。
だしをつくる
手羽元にサッとお湯を通します
ダシ用のネギを切って
ショウガ、手羽元と一緒にナベに投入(ちゃんと1つずつレシピを確認しながらやってるのは偉いゾ!)
分量もレシピ通りだと多すぎるので人数分を計算しながら進めます
とここで生徒がポツリ
「おかあさんおらんなったらこんなん全部せんといけんのんじゃろ」
「日々作ってくれている人がいることのありがたさ」を感じている様子
そうだね、当たり前のように感じるけどそれって実はとってもありがたいことだよねと思いながらも、あくまでも「見守る」藤わら。できるだけ「じぶんラボ」では授業っぽくとか塾っぽく何かを伝えることはしません。生徒が自分たちで気づく、感じる瞬間こそ人は1番成長する時だと信じて「敢えて伝えない」ことをこの取り組みでは大切にしてます。
具材をつくる
とかなんとか勝手にジーンときている私をよそに着々と進んでいくちゃんぽんづくり。ダシを取っている間にちゃんぽんの具材を作っていきます。
この辺くらいから手際良くテキパキと作っていくように、成長力すごいな。
合間でアクも取りながら・・・
再び具材を
(包丁置きながらが良かったかな?)
もやしのちぎるべき「芽」と「根」の違いを聞かれたのでここでは少しだけ理科の話を混ぜて説明(どちらが根かわかりますよね?)
「そうそう、これがホントのもやしでもやし・・・いや、そんなんはえーねん!!笑」 (きらいじゃないけどww)
いいですね!具材はほぼ完成!なんか見えてきた!
一旦休憩
とりあえずダシはこれで一度置いておくことに
その間休憩しつつ今までの工程をまとめることに(家庭科の宿題提出として)
合間の片付けも自分たちで、そうそうこういうのが大切なんです(実体験)
お母さん、これで完璧にお手伝いできますよ!(笑)
ラストスパート!
ちゃんぽんようの麺をほぐして
ダシをこして
味の調整
濃かったり、薄かったり、この辺になるとかなり完成間近なのでワイワイ盛り上がってやってます☺️
料理してるっぽく「ハイチーズ」
「先生も!先生も!」ということで(おじさんの料理写真いる?笑)
おいしそう♪
完成!!
ついに完成!
みんなで一緒に実食、果たして味は・・・
「めっちゃおいしい!!」
模試で来ていた男子にもおすそ分け「うまいうまい!」と完食してくれました。作ったものが美味しいって言ってもらえると嬉しいもんですよね😊
これはもう大成功と言って間違いないです!!
最後に
最後はやっぱり今回のまとめ、ちょうど家庭科の宿題にもなっていたので時間をつくってまとめていました。料理挑戦は初めてでしたが、生徒の成長具合と楽しそうにしている様子を見るとまた次回やってみたいと思いました。
あとは岡山南高校 生活創造科 、岡山興陽高校 家政科 は本格的な調理の授業もありますし、毎年進路を考える生徒がいるので実際に0から料理作りをしてみるのは進路選択のための良い経験になると思います。
また花が一つ咲きました🌸
最後の最後に・・
楽しんだ後に、自主的に自習(これは普通の勉強)をして帰る姿はさすが受験生
だからこそ、私も全部応援したくなります!